こんにちは!今回は、株式会社homulaが提供する「究極のグロースガイド」の第2部、アクティベーション入門について詳しく解説していきます。このガイドは、自社プロダクト(EC/SaaS/ソーシャルアプリ)の成長を加速させたい方々に向けた貴重な情報源です。まだ1部をご覧になっていない方はこちらからご覧ください:究極のグロースガイド1:概要編ガイドの対象者このガイドは以下の方々を対象としています:自社ECの売上を伸ばしたい事業責任者SaaSのMRR/ARRを伸ばしたいプロダクトマネージャーソーシャルアプリのユーザー数を増やしたいマーケティング責任者上記のような課題を持つ経営者リテンション率の重要性:リテンションがカテゴリリーダーを生む理由前回の記事でリテンション率がいかに重要な指標か解説しました。簡単に復習しておくとリテンションは、製品・サービス作り、マネタイゼーション(収益化)、顧客獲得と並ぶ重要な要素です。リテンションが高いと、ビジネスの主要指標が改善されます:顧客獲得:継続的な顧客が増えるほど、顧客獲得ループが高速化し、早期成長が可能になります。収益化:ユーザーのLTV(顧客生涯価値)が大きくなり、アップセルの機会も増えます。バイラル効果:口コミなどのバイラルなタッチポイントが増え、より多くの顧客獲得が可能になります。リテンション率が低いと、どれだけ投資しても売上を伸ばすことが困難です。一方、高リテンション率の場合、顧客が積み上がり、投資すればするほど成長が加速します。リテンション率改善の鍵:アクティベーションリテンション率を劇的に高める方法として、適切なアクティベーションプロセスの構築が挙げられています。アクティベーションとは、顧客にプロダクトの真の価値を体感させ、継続利用を習慣化させることです。プロダクト作りとマーケティングに多⼤な時間/労⼒/お⾦をかけても、 顧客が製品に触れ「これはすごい!」という感覚を得るまでには⼤きな隔 たりが存在します。適切なアクティベーションプロセスを構築して初めて顧客は プロダクトの真の価値に触れることが可能になります。アクティベーションプロセスの構成要素アクティベーションプロセスは以下の要素で構成されています:サインアップ:顧客が初めて製品に触れるセットアップモーメント:コアバリューを体験するための準備アハモーメント:顧客が製品のコアバリューを初めて体験する習慣化モーメント:製品利用の習慣を確立する継続利用:定期的な製品利用陥りがちなミスとしてはアクティベーションプロセスを顧客体験の順番通りに、サインアップから構築してしまうことです。しかしながらアクティベーションプロセスの構築は“逆から”考える必要があります。コアバリュープロップの習慣化まで導くことが本来の⽬的であるため、到達したい状態 から逆算してアクティベーションフローを構築する必要がありまアクティベーションプロセスの構築手順顧客サクセスの仮説構築習慣化モーメントの特定と定義アハ体験の特定と定義セットアップの特定と定義カスタマーリテンションキャンバスカスタマーリテンションキャンバスを用いてカスタマーサクセスを定性的に定義しましょう。ユースケース課題ペルソナ製品のバリュープロップ/リワード代替製品製品の利用頻度まとめこのガイドは、EC、SaaS、ソーシャルアプリの成長を目指す企業にとって非常に有益な情報を提供しています。特に、リテンション率の重要性とアクティベーションプロセスの構築に焦点を当てており、実践的なアドバイスが満載です。自社プロダクトの成長に悩む方は、ぜひこのガイドを参考にしてみてください。次の記事では習慣化モーメントの作り方について解説していきます。