n8n v2.0 — 何が変わったのか
n8n v2.0は、ワークフロー自動化ツールからAIエージェント実行基盤へのパラダイムシフトを明確にしたメジャーアップデートです。従来の「ノードを繋いでフローを作る」アプローチに加え、LLMがワークフロー自体を動的に組み立てる新しい実行モデルが導入されました。
主要アップデート 3つのポイント
1. ネイティブMCP対応
n8n v2.0では、MCPクライアントノードが標準搭載されました。これにより、MCPサーバーとして公開されている外部ツールに、ノーコードで接続可能になります。
[AIエージェントノード] → [MCPクライアントノード] → [任意のMCPサーバー]
従来はHTTP Requestノードで個別にAPI呼び出しを実装する必要がありましたが、MCPの標準インターフェースを通じて接続設定のみで利用開始できます。
2. 新AIエージェントノード
v2.0の新しいAIエージェントノードは、ReAct(Reasoning + Acting)パターンをネイティブサポートします。
- ツール選択の自律化: LLMが利用可能なツール(MCPサーバー含む)から最適なものを選択
- マルチステップ推論: 1つのタスクを複数ステップに分解し、順次実行
- メモリ管理: 対話履歴をPostgres/Redisで永続化し、長期的なコンテキストを維持
3. エンタープライズセキュリティ
- 監査ログの強化: 全実行の入出力を構造化ログとして記録
- RBAC改善: ワークフロー単位でのアクセス制御が可能に
- シークレット管理: HashiCorp Vault・AWS Secrets Managerとのネイティブ統合
エンタープライズでのアップグレード判断
v2.0へのアップグレードは以下のケースで特に推奨されます。
| 条件 | 推奨度 |
|---|---|
| AIエージェント機能を本格活用したい | ★★★ 強く推奨 |
| MCP対応ツールとの連携を予定 | ★★★ 強く推奨 |
| 監査・コンプライアンス要件がある | ★★☆ 推奨 |
| 既存ワークフローが安定稼働中 | ★☆☆ 段階的移行 |
既存ワークフローとの後方互換性は維持されていますが、一部のカスタムノードでは動作確認が必要です。本番環境のアップグレード前にステージング環境でのテストを推奨します。
homulaのn8n導入支援
homulaは、エンタープライズ企業向けにn8nの導入・運用を一気通貫で支援しています。v2.0へのマイグレーション支援も含め、環境構築からCoE(Center of Excellence)立ち上げ、全社展開研修までをカバーします。
n8n v2.0のアップグレードやAIエージェント機能の活用について、詳しくはn8n導入支援ページをご覧ください。
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